統計学入門コース - データ分析から推論までの基礎を学ぼう
統計学入門へようこそ。
統計学とは、データの収集から分析、解釈、提示、そして整理に至るまでのプロセスを扱う数学の一分野です。数値情報を集め、要約し、分析することで、統計学は十分な情報に基づいた意思決定を支援し、意味のある結論へと導くことが可能になります。特にリテールデータを収集し、それを基に意味のある洞察を得ることが、ここで統計学を学ぶ大きな理由です。
統計学の学習が価値あるとされる理由は数多くありますが、特に重要な7つの理由が以下です。
データ主導の意思決定のため:現代社会において、データに基づいた意思決定は欠かせません。統計学の概念と技術を理解することで、データを効率的に分析し、トレンド、パターン、関係性を明らかにし、ビジネスやヘルスケア、社会科学など幅広い分野での根拠に基づいた決定を下すことができます。特にリテール業界では様々なデータを活用し、そこから意思決定していくシーンがたくさん想定されます。
データの解釈とコミュニケーションのため:統計学は、データの解釈とその伝達を助けます。複雑なデータセットを意味のある簡潔な情報に要約し、他者が理解しやすい形で提供するツールを学ぶことができます。これは、利害関係者への影響を与えたり、研究結果の発表、実証的な議論の支持といった場面で不可欠です。
統計リテラシーの向上のため:日常生活におけるデータと統計の普及に伴い、統計リテラシーの必要性は増しています。統計学を学ぶことで、メディアや広告、科学的な研究において提示される統計的な主張を批判的に評価し、理解する能力を養うことができます。
予測モデリングと予測のため:統計学は予測モデリングと将来の予測を行う手段として役立ちます。金融、マーケティング、気象予報、スポーツ分析など、様々な領域で利用されています。もちろん、リテールの世界でも様々なモデルを構築し予測することが求められます。売上予測から始まり様々な予測が必要となります。
キャリアアップと定量的スキルの向上のため:統計学の習得は、データ分析やビジネスインテリジェンス、市場調査、データサイエンスなどの分野での職業展望を広げます。
研究と実験の計画のため:統計学は、科学的な調査研究の計画と実施において極めて重要な役割を担います。サンプルの選択から、適切なサンプルサイズの決定、実験設計、データ分析に至るまで、信頼できる結論を導出するために不可欠です。
研究文献の理解のため:統計学は、研究論文や科学文献を読み解く上で不可欠です。統計学の知識は、調査研究の批判的評価や使用された方法の理解、結果の妥当性の評価を可能にします。
統計学を学び習得することで、データに基づいた意思決定、情報の効果的な解釈と伝達、調査研究の設計と分析、さらにはデータと証拠に基づいた意思決定に依存する多様な領域に貢献するための強力なツールを手に入れることができます。統計学は、学術から専門職、日常生活に至るまで、データ主導の現代社会において基本的なスキルとして、広範囲に応用可能です。
以下、統計学コースの構成です。
- 1.1 統計学とは
- 1.2 記述統計と推測統計の比較
- 1.3 データの種類と測定尺度
- 1.4 母集団と標本
- 1.5 変数とデータ収集方法
第2章:探索的データ分析
第3章:確率
第4章:確率分布
第5章:統計的推論
第6章:分散分析(ANOVA)
第7章:カイ二乗テスト
第8章:回帰分析
第9章:ノンパラメトリック手法
第10章:時系列分析
第11章:実験デザイン
第12章:統計ソフトウェアとツール
興味を持たれた方は、英語版のオリジナルコースもご覧いただけます。以下のリンクよりアクセスできます。 https://medium.com/@syantien/fundamentals-of-statistics-from-data-analysis-to-inference-80790cb61fee
下田 昌平
株式会社レシートローラー代表 CTO、事業開発、数学、ソフトウェア開発を毎日コツコツ進めています。